ISBN:4061486802 単行本 緒方 剛志 講談社 2005/03 ¥651

つぐみ野中学への体験入学の前日、ボーイフレンドの哲也が消えた!「聞いてもらいたいことがある。」という言葉を残して……。哲也の行方を必死でさがすミレイに、残された手がかりはたった1枚のカードだけ。哲也の『力』をつけねらう帝王(ザ・マン)のくつ音が近づくなか、ミレイは哲也を助けだすことができるのか!カードゲームクロニクル、第2弾。

手がかりはたった一枚のカードだけ。しかもわかっているのはカード名だけで何のカードゲームのカードなのかもわかりません。
そして、この物語に出てくるカードもこの一枚だけでした。

カードゲームクロニクルなのに。

ミレイ(ヒロインの名前)はカードが紙製なことに驚いていました。どうやら石崎洋司先生の脳内では最近のカードゲームのカードは全てプラスチック製のようです。

この人、取材とかしてないで書いてるんじゃないでしょうか。

そんな物語を盛り上げるのが、確実に作者より有名なイラストレイタの緒方剛志画伯。今回も炎上してます。

まず、登場人物が小学生に見えません。表紙はぎりぎりですが、挿絵では完全に高校生以上。

そして今回のキモ、力の人形。文章では暗闇で目が光るセルロイド製の裸の赤ん坊の人形でした。ベタですが、怖さの演出としては良。そして問題のイラスト。確かに赤ん坊の人形でした。……なにやら頭が尖っていますが。まさかこの形は

キューピー人形ですか

せっかくの文章がだいなしです。
さすが炎上画伯。しびれます。憧れませんが。

しかしそもそもはるか昔から童話になってまで語り継がれるような人形がセルロイド製で良いのでしょうか

そんな石崎&緒方先生の作品が読めるのは青い鳥文庫だけ!

そりゃ当然だ。

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