ISBN:4152079665 単行本 大森 望 早川書房 1995/11 ¥3,670

先日、図書館のリサイクル図書でうっかり手に入れてしまった本。人が殺せる厚さ。文庫版は既に出ているので、手軽に読みたい人はそちらをどうぞ。

21世紀と14世紀のそれぞれの場面で人々が疫病と戦うお話。
何気なくタイムマシンが作動してたり、タイムパラドックスがあっけなく否定されてたりするところがSFファンには物足らないかもしれない。
それに、後半に至るまでの焦らしが長すぎ、気の長い人でないと不快に陥るレベルではある。
しかし、その後半の盛り上がりはそれを補ってあまりある。今まで冗長に見えた文章も多すぎる人物描写もすべてが伏線となって生きてくる。
アポカリプティック!
まさにこの一言に尽きる。

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